エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、代引き スーパー コピー上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。
大阪からスーツづくりのこだわりを
1964年に大阪府枚方で創業した「ファイブワン・ファクトリー」は、もともとはスーツのOEMを請け負う縫製工場として誕生したのが始まり。以来、数々のブランドやセレクトショップのスーツづくりを手がけてきました。そのため、いつの時代もトレンドに敏感でなくてはならず、先進性をもったものづくりを行っています。
実際、僕がよく着ているBEAMSやB.R.SHOPのオリジナルスーツもファイブワン・ファクトリー謹製。とても丁寧なつくりで、自分の体型に心地よくフィットするイメージがあります。
それもそのはず、工場内ではおよそ120人の職人集団が400工程をかけ、ハンドワーク主体のスーツづくりにこだわり続けているというのです。一目瞭然の上質さはもちろん、目には見えない細部のつくり込みも執拗なほど。あの絶妙な着心地が生まれるのは、そんな背景と日々の努力の積み重ねがあるからなのだと、妙に納得してしまいました。
現在は、ファクトリー直営のブランド「FIVEONE」を展開し、東京・銀座と大阪・梅田、福岡・大名に直営店を構えるほか、富山県の富山市と射水市、静岡、神戸、海外では香港にまで取扱店を広げています。
先日、FIVEONEとご縁があって、スーツをオーダーする機会がありました。そこで、せっかくなら僕がお願いした干場モデルを皆さんにも体験していただきたいというのが今回の趣旨。私的な好みの部分も大きいのですが、僕がこれまでファッション業界で培った知恵と経験をこのスーツには全力で反映させています。
上着のかたちは、至ってベーシックなグレーのシングル3ボタン段返りと、ダブルの6ボタン。組下のスラックスはベルトループ付きの2アウトプリーツと、サイドアジャスター仕様の2インプリーツを用意しました。
さらに、ネイビーのジャケットもお願いしたのですが、いずれも軽く柔らかな仕立てで、“日本屈指の大阪の工場”と称されるFIVEONEの実力が遺憾なく発揮されています。
グレースーツに使った生地は、英国の名門フォックスブラザースによるフランネル。バンチ(生地見本)のなかでもいちばん重厚な500グラムのタイプを選びました。コートに使ってもおかしくないぐらいのしっかりとした目付で、クリースもきれいにビシッと決まります。
一方、ネイビージャケットのほうは、ピアチェンツアのカシミアを15%混紡した少し柔らかなウールを使用。こちらの生地も目付は500グラムで、着るたびにどんどん味わいが増し、生涯、着続けられる一着にしたいと考えました。
芯地や裏地、パッドなどの副資材を極限まで省いたエアリーな着心地ながら、丁寧なクセ取り(アイロン作業)により、テーラーメイドの仕立て映えする見た目に。袖付けはナポリ風の雰囲気を取り入れ、リラックス感のあるマニカ・カミーチェ(シャツ袖)になっているのも特徴です。
僕はこのスーツを着て、ジョルジオ・アルマーニさんを見出したと言われるチェルッティの3代目当主、ニノ・チェルッティさんにインタビューする機会に恵まれたのですが、やはりいいスーツを着ているとどんな大物相手でもひるまずに済むというか、落ち着いて向き合うことができますよね。
それもこれも、このスーツのおかげ。間違いなく、大事なときに自信を与えてくれる一着だと思います。
3B段返りスーツ(Made To Measure)19万300円、
6Bダブルスーツ(Made To Measure)19万6240円、
6Bダブルジャケット(Made To Measure)10万9780円
/FIVEONE
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FIVEONE