アマガサが経営状況悪化のため、3度目となる希望退職者の募集を実施すると発表した。アマガサは「ジェリービーンズ（JELLY BEANS）」など、婦人靴を扱うジャスダック上場企業だ。これまで事業再建のために、不採算店の閉鎖、本社移転を含めた経営合理化の推進、EC強化施策などを実施し、さらに新型コロナウイルスの感染拡大による来店客数限数の減少に対応するため、2021年2月以降、直営店2店、百貨店売り場４店からも撤退した。しかし、感染拡大が長期化するなかで、さらなる経営合理化が必要との判断から、2019年5月の第1次、 2021年1月の第2次に続き、第3次の希望退職者の募集を実施することを決めた。
希望退職者の対象者は正社員10名程度で、募集期間は2021年8月10日から9月10日、退職日は10月31日となっている。退職者に対する優遇措置として、通常の退職金に加え、特別退職加算金の支給と再就職支援サービスを提供するという。今後の見通しとしては、退職募集に伴って発生する特別退職加算金および再就職支援費用は、2022年1月期の第2四半期決算に特別損失として計上する予定だ。